名古屋近郊の釣り＆チェリー号

胡椒鯛（コショウ鯛）
硬骨魚綱スズキ目イサキ科に属する海水魚。
高知、宮崎県地方ではコダイという。
茨城県・新潟県以南の南日本、南西諸島、東南アジアに分布する。
楕円（だえん）形の体で、やや側扁（そくへん）する。
吻（ふん）は短く、口唇は著しく厚い。上下両顎（りょうがく）には微小な円錐（えんすい）歯がある。
尾びれの後縁はまっすぐか、むしろ丸い。
全長約60センチメートル。
体は淡灰褐色で、体側に3、4条の幅広い弓状で紫青色の斜走帯がある。
体背部から背びれと尾びれに黒褐色点が散在する。沿岸浅海の岩礁域に生息し、5～6月ごろ産卵する。
幼魚は内湾にも入る。一本釣り、定置網、刺網などで漁獲される。
多少の磯（いそ）臭さはあるが、肉は白身で、刺身、塩焼き、煮つけなどにして美味である。
近縁種に、体側に5条の暗色縦帯があるムスジコショウダイ、全身に小黒点が散在するチョウチョウコショウダイ、
背部の背びれ起部下と背びれ中央下に楕円形の大きな灰色斑紋（はんもん）があるアジアコショウダイなどがある。

ｂｙチェリー号船長の釣り日記